描画療法

絵を描くことで心の状態を表現し、把握していく心理療法の一種です。心理状態のアセスメントだけでなく、潜在的な葛藤や心の動きを表すことで内的な変化が生じることも効果の1つとされます。

描画療法の種類

バウムテスト用紙のなかに樹木を描く
風景構成法11個のアイテムを描いて風景にする
S-HTP1枚の用紙に家・木・人を入れ、自由に絵にする
星と波テスト星と波をテーマにした1枚の絵を描く
スクイグル法互いになぐりがきをして、描線から浮かんできたものを絵にする
交互色彩分割法交互に線を引き、そのあとで互いに色を塗っていく

描画療法の利点と効果
長所として、気持ちを言葉にしにくいときや、心の深くにある思いが表しにくいときに絵や彩色によって表現が促進されやすくなるといった点があります。また、描くという行為には侵襲性が少なく、話すことよりも緊張感や抵抗感をもちにくいこともメリットといわれます。

描画療法は日本では広く普及しており、1945年にコッホ,K.の発案したバウムテストは実施しやすく、援用されてきました。また、河合隼雄が箱庭療法を導入したことに示唆を受けた中井久夫が1969年に創案した風景構成法は様々な視点から研究がなされてきています。

描いた絵にうまい・下手や良い・悪いはありません。また、解釈を優先するよりも、心に浮かんだものをセラピストとともに眺め、味わうようにしてみていきます。

心理的なもの
(パニック障害)(PTSD)(強迫性障害)(場面緘黙)

(うつ病)(双極性障害)(摂食障害)(解離性障害)
対人関係の悩み
(適応障害)(自閉症)(ADHD)(パーソナリティ障害)
家族関係の悩み
(アダルトチルドレン)(共依存)(愛着障害)(不登校)

自分をよく知りたい
(夢と無意識)(反復夢)(箱庭療法)(描画療法)