発達障害への考え方

発達障害とは
心理検査のなかで、「発達障害でしょうか?」という問いを耳にすることがあります。
この発達障害の“障害”とは“Dis-order”の訳であり、「オーダー(順列)からのズレ」という意味があります。つまり、発達の「平均からのズレ」――能力が低くても高くても齟齬が生じた状態、という理解になります。

実際、個人のなかで特定の分野において、ある程度の能力差が生じている状態は比較的よくみられます。

そのようなことを踏まえた上で、検査結果を伝える際、心理士は「障害がある」という「診断」はできませんが、「判断」を伝えることはできます。
障害の如何に関わらず、その人の持ち味をどうすれば生活へ生かせるか、具体的な手立てに焦点を当てて吟味していきます。

得意、不得意を知りたい(能力のばらつき)(知能を測るとは)
特性を理解したい(発達障害への考え方)(大人の発達障害)
対処方法を考えたい(苦手なことへの対処法
)