スクールカウンセラー

スクールカウンセラーの歴史
世界的にみると、1970年代のアメリカではすでに教育機関のなかで心理の専門家が社会的に認知されるための下地ができてきていました。

1995年、日本においては旧文部省の制定したスクールカウンセラー事業において、心理職が公的に教育機関に導入され、学校内での活動が開始されました。

「教育界の黒船」
日本では長年、学校内の事案は教職員のみが対応してきました。しかし、1990年頃になると暴力事件のほか、いじめ自殺などの重篤なケースが増加するようになります。
そういった背景のなか、初めて学校内へ派遣されたスクールカウンセラーは「教育界の黒船」とさえ呼ばれることがありました。
しかし、教員免許もなく、指導経験もほぼないスクールカウンセラーは1校1人の存在として、まずは学校という文化になじんでいくためにこれまでとは違った苦労を経験します。また、中立性の確保や指導的視点との兼ね合いなどを含めた多くの葛藤もありました。

そのような経緯はありましたが、日本ではその後、スクールカウンセラーは小学校・中学校への全校配置や、週1日であった勤務日数を複数日、そして常勤化を目指すなどといった流れを辿るようになります。


学校内で心理学的視点をどう活かしていけるかや、日々の連携の仕方など、心理職としては面接内外での難しさを感じることも多い職場ではあります。
しかし、複雑化する社会や学校現場において、今後もスクールカウンセラーへはさらなる活動が求められてきています。