思春期の子どもたちの友人関係やSNS、周囲の空気に敏感に反応する心のありようを「いつメン」「キャラかぶり」などのワードなどもあげつつ、臨床の現場での豊かなエピソードを通して描いている。
本書を手にとると友人関係の微妙な距離感、周囲の空気を読むことの難しさ、SNSを通して広がる世界など、今を生きる子どもたちの心の動きを感じとることができる。
また、著者の臨床における視座の1つには、長年の学校勤務において思春期臨床に携わってきただけでなく、様々な年代の臨床経験から、どの年代にも思春期的な心性がうかがえるといったものが底流にある。なじみやすい言葉のなかにも思春期の心性を理解する視点に触れられる。
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