児童養護施設で働く心理職員の現状の課題、求められる働き方に焦点を当て、現場の内容を分かりやすくまとめたもの。(当記事は2022年度版をもととしている)
常勤・非常勤職員の割合、職務のなかで心理療法の占める程度、治療指導担当職員の配置状況などをデータをもとに解説。
調査に基づく客観的な数値とともに、施設内で子どもと接するなかでの枠組みの問題や治療中断、他職員との連携、困った場面のほか、施設内での工夫も記している。特にコラムのなかでは生活担当職員、子どもの気持ちや現場の葛藤のなか、いかに心理職員としてケースに真摯に向き合ってきているかを感じとることができる。
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