『昔話と夢分析』織田尚生

著者は精神科医であり、夢分析による治療を長く行ってきた臨床家。副題は「自分を生きる女性たち」。
「手なし娘」など日本の昔話を素材とし、現代を生きる女性の夢にみられるテーマ、心理発達を論じる。また、ノイマン,E.の心理発達段階を参照しつつ、西洋の昔話との比較も試みている。特に日本の昔話にみられる「女性の怒り」「ウロボロスとの対決」など、著者自身の考察・視点が盛り込まれている。臨床経験をもととしつつ、男性中心の心理学の枠組みとは異なった展望を示唆している。

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