記事 双極性障害 躁状態とうつ状態の2つの極の行き来を通常の気分を挟んで繰り返す気分障害の一種です。以前は「躁うつ病」とも呼称されていました。明確な躁状態を伴う場合を「双極Ⅰ型障害」、軽い躁状態を伴う場合を「双極Ⅱ型障害」として分類しています。 躁状... 2021.09.22 記事
記事 チーム医療 1人の患者に複数の医療専門職が連携して治療やケアにあたる医療体制です。従来の主治医中心の治療に対し、医療関係者が互いに対等に連携していくことで患者中心の医療を実現しようという理念のもとに実施されます。 それまで医療からチーム医療とし... 2021.09.16 記事
記事 『好きなのにはワケがある 宮崎アニメと思春期のこころ』岩宮恵子 宮崎アニメが思春期の心に響くことの理由を心理学的に究明する一般向けの本。 『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『もののけ姫』をはじめとした名作に描かれる子ども時代の「世界との一体感」の喪失と孤独、関係の見つめ直しなどを心の事象として読... 2021.09.01 記事
記事 知能を測るとは 知能は心のなかの各機能が1つにまとまったもの、すなわち「心的機能の総体」としてとらえられます。心理検査では、その人の内面に秘めた能力のなかで、活かせる強みや、何らかのかたちで補っていくと、より生活がしやすくなる苦手な部分も測定されます。 ... 2021.08.17 記事
記事 カール・ロジャース(1902-1987) アメリカの臨床心理学者であり、クライエント中心療法(来談者中心療法)の創始者です。「受容」「共感」をはじめとするカウンセリングの基本的スタンスを提唱したほか、「ベーシック・エンカウンター・グループ」の推進も行いました。 ロジ... 2021.08.15 記事
記事 知能検査の歴史 ビネー式知能検査と教育への利用世界最初の知能検査とされるものはフランスのビネー,A.とシモン,T.によるビネー・シモン法だといわれています。1905年に作成されたこの検査はスタンフォード大学の研究グループによって改訂され、ビネー式知能検査... 2021.08.14 記事
記事 自閉症の研究史 ときに不思議にも思える行動様式がみられることのある自閉症。現代では発達障害の主要なものの1つにあげられますが、世界で初めて提唱された時期は大戦中にさかのぼります。 戦時中の2人の研究者ーカナー,L.とアスペルガー,H.1943 年、... 2021.08.14 記事
記事 『村上春樹の「物語」』河合俊雄 『ノルウェイの森』『スプートニクの恋人』『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『1Q84』をはじめとする村上春樹の一連の作品を心理学的に考察する。内容はやや専門的。(副題は「夢テキストとして読み解く」) 本書で繰り返し指摘される... 2021.08.11 記事
記事 解離性障害 意識や記憶に関する感覚をまとめる能力が一時的に失われ、生活に支障の生じる精神疾患です。それにより、気づくと見覚えのない場所に来ていたり、意識している自分とは異なる人格が現れたりする・・・という現象が起きることがあります。 解離の種類... 2021.08.11 記事
記事 メラニー・クライン(1882-1960) 児童分析を専門とするオーストリアの女性分析家です。精神分析の創始者フロイト,S.のアイデアを重視しつつ、中心概念である「エディプス・コンプレックス」をそれより発達早期に見出したことで、当時に不可能とされていた、より重篤なクライエントへの分... 2021.08.08 記事