『「ケア」を謳わないケア』内海新祐

著者は児童養護施設で20年来、施設心理の職務に携わってきた心理士。雑誌などへ寄稿してきた記事をもとにして虐待、その周辺について綴っている。

虐待を経験した子どもたちのケアの手がかり、施設での子育ての困難さの現れ方などを心理士の視点から論じる。また、「アタッチメント」をはじめとする心の発達の諸概念と現場との繋がり、実務のなかで著者が派生的に考えてきたことなども記載している。

社会的養護、逆境を生きる子どもの現状が著者の淡々とした視点、眼差しとともに綴られている。

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