『思春期をめぐる冒険』岩宮恵子

心理療法で心のなかで起こることと物語との共通性を村上春樹の小説、思春期に焦点を当てて考察する。 日常と内的体験との連続性、そこでの乖離の危険を不登校や心の不調、そして生死を体験しなおすといった視点からも論じている。

事例をもとに思春期の状態とその親子関係についても論じており、読みやすい構成となっている。

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