ポータルサイトへ寄せられた悩みやアンケートへの解答がまとめられた書籍。内容は一般向け。
発達障害のある子ども、診断は明確につかないが、生活の端々で気がかりな行動の多い子どもへ焦点を当てていることが特徴。
「家庭習慣」「学校生活」「対人関係」をはじめとするテーマごとに類別されており、レイアウトも読みやすく配慮が感じられる。また、実際に起こりがち・困りがちな場面が掲載されているほか、他家庭の工夫も紹介されているため、読み手にとって共感しやすい内容となっている。
いわゆる「グレーゾーン」の子どもは理解や支援が得られにくいとされるが、持っている特性を「個性」と捉えて長所をいかに生かすか、学校や支援者とどうつながるか、といった視点も大切に書かれている。「気になっていたけれどそうだった」「うちだけではなかった」など、様々な気づきや関わりのヒントを与えてくれる一冊。
カテゴリー