学会の自主シンポジウムなどで取り上げてきたサブカルチャーの臨床心理学的な視点と意味を心理士の研究会が論考する。
漫画・アニメ・ゲームやアイドルなど、それぞれの概要・キーワードも載せられており、予備知識なくともイメージしやすくなっている。子どもに限らず、趣味や関心事を通して語られる世界がこころの居場所としていかに大切なものであるかが理解される。単なる流行りものではなく、サブカルチャーがこころのなかで体験される「異界」や「非日常性」などのテーマを表すものとして、そこにコミットする視点についても触れることができる。
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