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『読み書き障害のある子どもへのサポートQ&A』加藤俊寬

読み書き障害への疑問・回答を一問一答形式で記載している。実際に子どもと初めて接したときに感じるような基本的な問いから、基礎知識、検査方法・評価、サポートの仕方などが幅広く紹介されている。 具体例が多く、子どもの年代や特徴をイメージし...
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『ディスレクシア入門』加藤醇子(編)

読み書きに困難を抱える障害であるディスレクシアへの理解・指導法を解説する。 小学校低学年~中高生までの幅広い年代におけるつまずき、サポートを事例とともに紹介。アセスメントにもとづいた指導法が記されており、支援に活かしやすい構成となっ...
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『悲哀とメランコリー』フロイト,S.

大切な対象を失った際の心理的反応である「悲哀(喪)」と「メランコリー」との比較、およびメランコリーの本質を明らかにすることを目的として著された1917年の論稿。「悲哀」とは“愛する対象”がいないことを認識し、その結びつきからリビドーが離れ...
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『LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)』上野一彦

著書は「学習障害」を始めとする発達障害への研究・実践を第一線で続けてきた。本書も2006年、日本で特別支援教育が本格実施される目前の時期に執筆・出版された。読み書きにつまずきを抱える障害「ディスレクシア」について、症状の機序、指導の方向性...
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『無意識の発見』エレンベルガー,H.F.

膨大な研究史、著作をもとにして力動精神医学および無意識を扱う心理学の源泉、ルーツを辿る大著。 精神医学史として読むことのできる本書であるが、内容はその成立以前へと大きく遡る。古くはシャーマンや悪魔祓い、呪術にはじまり、メスメル,F....
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『夢・神話・物語と日本人』河合隼雄

ユング派分析家の河合隼雄が1983〜1988年に行ったエラノス会議の5講義をもとにしたもの。 鎌倉時代の僧である明恵の夢の分析、中空構造論、昔話・伝説から捉えられる西洋と異なる“内なる異性”との在り方…などをはじめとし、思想の根幹と...
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箱庭療法

クライエントがセラピストに見守られながら人形、玩具などを砂箱の中に置き、自由に何かを表現したり、遊んだりすることを通して行う心理療法の1つです。非言語的な要素が強く、無意識内の心の様相が表されやすいことにより、内的な変化や自己理解が促され...
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『自我と防衛』フロイト,A

フロイト,S.の6人目の末子であり、自我心理学の創始者フロイト,A.の著書。内容は専門家向け。 父フロイトが精神分析において提唱した「防衛機制」を整理したほか、児童の分析に力を注ぎ、多大な功績を残した。 父の80歳の誕生日に贈...
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1周年を迎えました

2022年4月15日をもって当オフィスは開室して1周年を迎えました。 新型コロナウィルスの感染拡大からの2年目、八王子駅の近郊で当オフィスは静かに開室しました。社会状況が落ち着かないなかでしたが、それでも当初の想定よりずっと多くの方...
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『自己の分析』コフート,H.

アメリカの精神分析家であり、自己心理学の創始者コフートの主著の1つ。内容は専門家向け。 コフートは自己愛および自己愛性パーソナリティー障害の研究を先駆的に行い、従来の精神分析で扱われていた「自己愛」や「転移」に新たな視点を付け加えた...