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『体系講義 対象関係論』松木邦裕

精神分析を学び始めた人へは取っ掛かりとして、すでに学んでいる人へは理解の深化の道標となるように対象関係論を体系的に解説する。主に初級から中級者向け、上下巻で構成される。 フロイト,S.とアブラハム,K.の業績、クライン・グループと対...
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2周年を迎えました

2023年4月15日にてときじく心理オフィスは開室2周年を迎えました。オフィスの存在をお知りいただくことも少しずつ増え、安定的な運営ができましたことを心より感謝申し上げます。 時代の変化や国内外での変動の大きな昨今、より質の高い心理...
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『親子で力を合わせ 思春期の発達障害を乗り越える』宮尾益知

長年、子どもを診てきた医師の視点から、発達障害のある子どもの思春期に焦点を当てて、その理解・支援について記された書籍。内容は一般向け。思春期特有の心身の変化、人間関係の変化などに対し、生じやすいトラブルや接し方のヒントがまとめられている。...
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アンナ・フロイト(1895-1982)

自我心理学の礎をハルトマン,H.とともに築いたほか、フロイト,Sの末娘であり、父の防衛機制を整理したことでも知られています。また、精神分析を進めるうえで当時は「自由連想ができない」とされていた子どもに対し、精神分析的発達心理学にもとづく児...
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『心理検査を支援に繋ぐフィードバック[第2集]』竹内健児(編)

各領域での心理検査の実施法、フィードバックを解説。内容は専門家向け。 タイトル通り、事例をあげつつ、導入の仕方や所見の書き方、フィードバックの進め方など各場面の実践があげられている。また、面接場面の逐語もあり、実用性の高い内容となる...
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『発達障害&グレーゾーンの小学生の育て方』井上雅彦

ポータルサイトへ寄せられた悩みやアンケートへの解答がまとめられた書籍。内容は一般向け。発達障害のある子ども、診断は明確につかないが、生活の端々で気がかりな行動の多い子どもへ焦点を当てていることが特徴。「家庭習慣」「学校生活」「対人関係」を...
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『仏教的心理学と西洋的心理学』ギーゲリッヒ,W.

ユング派分析家であり、世界的な碩学ともいわれるギーゲリッヒによる著書。書名である「仏教的心理学と西洋的心理学」と題された論考と、著者へのインタビュー記録からなっている。日本と西洋の両者を比較して論じるのではなく、互いの心の動きが衝突するこ...
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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます新春を迎え皆さまのご健康とご多幸を祈念致します 心の声を聴くことが心身ともに豊かな生活へとつながることを信じ願って ときじく心理オフィスは2023年も安心してご来室いただけるよう精一杯研鑽を積んで...
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『双極性障がい(躁うつ病)と共に生きる』加藤 伸輔

著者自身の経験をもとに症状・治療のほか、睡眠・食事をはじめとした生活面、人づきあい等の工夫が記載されている。内容は一般向け。経験談とはいえ、症状を基本的に理解するうえで十分参考になるものである。また、後半には当事者インタビューもあり、支援...
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行動療法

1950年代に体系化された学習理論(行動理論)を基礎とする心理療法の1つです。ターゲットとなる「行動」に対し、適切な行動の「強化」、もしくは不適切な行動の「弱化」ないし「消去」を目指しており、現代に至るまで様々な方式が考案されました。 ...