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『完全カラー図解 よくわかる発達心理学』渡辺弥生(監)

人の誕生から老年期までの生涯に渡るテーマを発達心理学的に解説する。身体発達に加えて記憶・認知、感情面の成長を包括的に扱っている。例えば「イヤイヤ期」や「反抗期」など、育児や保育、教育に通ずる内容をトピックごとに記載している。「発達障害」「...
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アスペルガー症候群の歴史

現代では「自閉症」(自閉症スペクトラム障害)は発達障害のなかで主要なものとされています。こだわりの強さや社会的コミュニケーションの苦手さ、ときに特異ともとれる特性も持つ当障害は医学的な見地・視座を得るまで、戦時下の世界情勢の影響を受けつつ...
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『「こころ」の本質とは何か』滝川一廣

医療、福祉施設などの現場で長年、子どもを診てきた児童精神科医の連続講座が書籍化されたもの。 はじめに身体医学をもとにした「正統精神医学」と精神分析学の流れからなる「力動精神医学」の2つの流れを解説する。それを踏まえ、現代にみられる問...
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『遊戯療法と子どもの「こころの世界」』安島智子

遊戯療法のなかで子どもの「こころの世界」の展開とその実際の姿を示そうとする著作。 基本的スタンスを示したアクスライン,Ⅴ.M.の8原則、マーラー,M.やクライン,M.をはじめとした精神分析的理論がセラピーにどのように反映されるかを解...
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アルフレッド・アドラー(1870-1937)

オーストリア出身の精神科医・心理学者であり、個人心理学の創始者です。フロイト,S.やユング,C.G.と並んで心理学の3大巨匠とされており、原因追求型であったそれまでの視点とは違ったスタンスによって心理学を大きく前進させました。 ...
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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます新しい年が希望に満ちたものとなりますようお祈り申し上げます ときじく心理オフィスは2024年も心理臨床を通して ご来室いただく方々の心豊かな生活へ寄与できるよう努めてまいります 本年もどうぞ宜しく...
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『ユング派精神療法の実践』武野俊弥

著者はユング派分析家の精神科医。副題は「西洋人との夢分析の一事例を中心として」とあり、スイスのユング研究所での担当ケースを掲載している。(また、日本ユング心理学会 第1回大会で発表した事例でもある) 西洋人の臨床事例としてだけでなく...
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『トーテムとタブー』フロイト,S.

オセアニアやアフリカ原住民にみられる「トーテム」という制度について、精神分析学的に考察した論考。1913年に発表されたが、神話を独自に研究することとなるユング,C.G.との決別も経るなかで発表された。 人間の世界観を「アニミズム的世...
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場面緘黙

話すことができる能力が備わっているにも関わらず、幼稚園・保育園や学校などの話すことを期待される社会的場面や特定の状況で話すことができなくなる疾患の1つです。 場面緘黙の主な特徴①家などでは話せるけれど、学校・職場など特定の場では話せ...
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『イラストでわかる 子どもの場面緘黙サポートガイド』金原洋治・高木潤野

子どもの場面緘黙の理解・支援を多くの実践例とともに解説している。関わり方の工夫や環境調整、合理的配慮を含めた学校内の対応例を実用的に紹介する。また、制度の活用や関係機関との連携といった必要とされる情報も載せられている。 読み通すなか...